蜂に刺されないために身を守る対策

春先から秋にかけて蜂による被害が拡大していきます。特に蜂の種類の中で毛布スズメバチに刺されてしまうとアナフィラキシーショックを発症してしまうなどというアレルギー症状が発症し命に関わってくることもありますので要注意です。
特に森林地帯や山岳地帯にお住まいやお出かけになる時には、蜂に刺されないための服装など注意することがありますのでご紹介をしておきます。

スズメバチに刺されないようにするための服装については、黒色(黒髪も含む)に対して激しい攻撃性を示す習性がスズメバチには備わっていますので注意が必要です。この習性を避けるためには、明るい色(白色・黄色など)の帽子や服を着用してください。また、スズメバチの習性としてジュースや香水の匂いに反応してしまうことがあり、スズメバチを刺激しますので使用は避けてください。
スズメバチの行動については、スズメバチは巣から10m以内に近づくと接近者の周囲を飛び回る警戒行動をする場合があります。さらに近づくと最後の警告として左右の顎を噛み合わせて「カチカチ」という音を出して威嚇します。
これでも巣に近づいてくる場合に至近距離まで近づいてしまった場合には、黒い部分(頭や目など)を隠して低い姿勢で少しずつ後退して20m以上離れてください。ハチが目の前に現れた時には、急に向きを変えたり手で払うことでスズメバチを刺激してしまって攻撃していると見なされて終電で襲い掛かってくる場合があるリスクを伴いますのでじっと身動きしない方が安全な場合もあります。

スズメバチの巣を見かけた時には、巣がある管轄の自治体にお電話をして巣があることをお伝えをして相談してください。無料で駆除してもらえる場合があります。

スズメバチの巣

スズメバチの巣は、球形または円柱形をした紙状の巣で、巣の大きさや形状は種によって異なります。一般的に、巣は木の枝や建物の屋根などの高い場所に作られます。また、地面や低い場所に巣を作るスズメバチもいます。
スズメバチは、巣を作るために植物の繊維や木の皮、唾液、土などを使います。巣は、スズメバチの卵や幼虫が育つための保護や、蜜蜂などの獲物を養うための貯蔵庫として機能します。スズメバチは、巣の内部に繁殖する女王蜂や働き蜂を飼育し、巣の防衛や繁殖活動を行います。
スズメバチの巣を発見した場合には、近づかずに専門家のアドバイスを仰ぐことをお勧めします。スズメバチは攻撃的な性質を持っているため、自分で巣を駆除することは危険です。また、スズメバチは野生動物であり、法律で保護されている場合があるため、適切な処置が必要です。

巣をつくるサイクルと引越しするのか？
スズメバチの巣をつくるサイクルは、一般的には以下のような流れを辿ります。
春: スズメバチの女王は冬眠から目覚め、新しい巣をつくるために活動を始めます。女王は小さな巣を作り、そこで卵を産みます。孵化した幼虫は女王から与えられた餌で成長し、働き蜂となります。
夏: 巣の規模が拡大し、スズメバチの巣は大きくなっていきます。女王は卵を産み続け、働き蜂は巣の成長や食物の調達などの役割を果たします。
秋: 巣の成熟期となります。女王は新たな女王バチや雄バチを産み、巣内で交尾が行われます。成熟した女王バチは新たな巣をつくるために巣から飛び立ちます。

スズメバチは、巣をつくるサイクルにおいて、女王が新たな巣をつくるために引越しを行うことがあります。成熟した女王バチは巣から飛び立ち、別の場所に新たな巣をつくります。そのため、一つの巣が存在する場所でスズメバチが継続的に生息し続けるわけではありません。
ただし、スズメバチの巣が特定の場所に定着してしまった場合、毎年同じ場所に巣が作られることもあります。そのような場合は、早めにハチ駆除業者に相談して巣の駆除や対策を行うことが重要です。
なお、スズメバチの引越しや巣の形成は、気候や地域の環境によっても異なる場合があります。地域や年によって生態の変動があるため、具体的な状況に応じて対策を取る必要があります。